植民地
ナミビアは3か国から植民地化された歴史があります。
1840年にイギリスが沿岸地域を植民地化しました。そして、1884年にドイツが宗主国となりました。その後、第一次世界大戦を機に南アフリカがナミビアを占領することになり、1990年にナミビアが独立を達成しました。
植民地化された影響が今でも残っており、ナミビアは現在でも南アフリカの政治・経済・産業に大きな影響を受けています。
貨幣は南アフリカランドと等価で固定されていて、それをナミビアで使うことは出来ますが、ナミビアドルを南アフリカで使うことが出来ません。
現在公用語は英語ですが、アフリカーンス語というオランダ語に似た言語も白人を中心に広く使われています。
ドイツに植民地化されていた時に虐殺があり、それの賠償をどうするかということを現在アメリカの裁判所で決めようとしているそうです。大衆運動でドイツ人排斥などの露骨な運動はありませんが、国間ではやはりまだ決着がつけられていないことがまだまだあります。
日本にいると、日本に関係のある、日本よりの情報を受け入れてしまいがちですが、他の国のこういう問題を見ることで、日本と他の国の関係も今までとは違う視点で見るようになりました。