ナミビアの自殺率

私はナミビアの新聞は「Namibian」をいつもオンラインで見ています。ここに住んでいるから理解できることもあるし、日本のこともたまに出てきます。その中で、ナミビアの自殺率が記事に出ていました。

Nam suicide rate one of world's highest - The Namibian

 

Windhoek-based clinical psychologist Shaun Whittakerによると、2013年のナミビアの自殺者は473人で自殺率(自殺者数÷人口×100,000)は22.5%で、世界でも高い自殺率とのこと。

 

そんなに高いのかと思って、WHO(http://apps.who.int/gho/data/node.main.MHSUICIDEASDR?lang=en)のサイトを見ると、2015年は10.4%で世界の中で103位でした。ちなみに日本は19.7%で18位だそうです。

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どちらを信じればいいのかはちょっとわからないですが、記事にもあるように非雇用率は29.6%(https://tradingeconomics.com/namibia/unemployment-rate)が自殺率を高めている原因の一つであることは確かなようです。(日本の非雇用率は3%。非正規などの問題は別で。)

 

自殺率だけで幸せは測れませんが、国際協力に携わっていると、発展途上国の人達の方が幸せというものをわかっているんじゃないかと言っている記事を見かけます。実際に家族とか友人の時間との時間を日本人より大切にしている人が多いとは思いますが、やっぱりどんなところにいても悩みはつきないし、生活環境は違えど、生きていくのは大変だと思います。

 

ニュースは時に物事を誇張していることがあると思っていましたが、ナミビアに来てそれを実感することが多くなりました。数字や言葉に一旦疑問をもつ癖をつけていこうかな。