ナミビアの教育

ナミビアの教育制度は、7年・5年制をとっています。

・Grade0 Pre Primary(保育園 6歳未満)

・Grade1~4 Junior Primary(小学校低学年 6歳~)

・Grade5~7 Senior Primary(小学校高学年 10歳~)

・Grade8~10 Junior Secondary(中学校13歳~)

・Grade11,12 Senior Secondary(高等学校16歳~)

 

義務教育は、Grade1~10の10年間で年度初めは1月、3学期制をとっています。

年間授業日数は大体日本と同じくらいの約200日です。

Grade12を卒業したら、ナミビア唯一の大学であるUNAMに行くか、専門学校に行く人たちもいます。

 

まだナミビアも独立して30年も経っていないこともあってか、なかなかその教育制度を実施するのに苦労しているようです。そして、無料の学費にもかかわらず、学校に行けていない子供達が10万人以上いるそうです。

Thousands of children not in school - The Namibian


 行けない理由は様々です。

・貧困 – 学費以外の備品を買うお金が無かったり、家の手伝いをしないといけない。

・妊娠 – 妊娠をすると退学をせざるを得ない状況になってしまう。

・障害 – 障害を持つ生徒を受け入れられる学校が非常に少ない。

・留年 – 一定の点数を取れていない生徒は容赦なく留年させられる。

・環境 – 学校の先生の数が足りなかった、学校が遠かったりする。

 

これらの問題をいっぺんに解決をするのは難しいと思うので、一つ一つ他の国の良いところも真似しながら、解決していく一助になれればいいなと思っています。

 

ナミビアには何名かの日本人教師のボランティアがいます。主に地方の学校に勤務していて、その学校の教育改善に努めています。

 

日本で働いていた時は、教育とは疎遠の仕事をしていましたが、ここにきて学校の先生と話すことも多くなり、教育に興味を持つようになりました。ナミビアの先生も頑張っていますが、特に日本人の先生はわかりやすい授業を心がけていて、質が違うなと印象を持っています。勉強だけでなく、その子の大事な人格形成にも関われるのは貴重だけど、大変なことで自分にはちょっと難しいかなと思いました。

と同時に、思春期で思ったことにまっすぐだった自分の小学校・中学校の先生に感謝しなければいけないな~と思うようになりました。

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